安全管理について

皆様ご存じのとおり、滋賀県大津市において幼児二人が犠牲となる大変痛ましい事故が発生いたしました。

亡くなられたお二人に、衷心よりお悔やみ申し上げます。

また、けがを負われた方々におかれましては、一日も早く快復されることを願っております。

さて、今回の事故の報道を受けて当園においても安全管理について再点検いたしました。

特に散歩について、当園は平成28年7月より「散歩は当法人が所有する敷地の中だけで行う」という方針でございました。というのも、この平成28年7月に「相模原障害者施設殺傷事件」という事件がございました。この事件の報道に接し、すぐに散歩中に不審者に襲われた場合の安全管理について検討いたしました。そして、事業所から離れた場所で事件や事故に遭ってしまうと応援や救助が十分にできないとの結論に至り、「散歩は当法人が所有する敷地の中だけで行う」という方針が定められました。

この際、「保育事業所における散歩は、子ども達に季節や自然を感じてもらう大切な機会である」という観点から、散歩の範囲を敷地内に限定するという方針に反対意見もございました。

しかしながら、当法人の敷地は広く、敷地内の散歩においても十分に季節や自然を感じていただくことはできると考えております。

例えば、広い花壇には四季折々の花が年中咲いております。

また、敷地内の木々には季節ごとの花が咲き、実をつけます。

前回ご紹介いたしました、サクランボ。

次にヤマモモ。

これはキンカン(今は花の季節)。

畑にはジャガイモが花を咲かせました。

また、アジサイももうすぐ咲きそうになっています。

広い花壇や畑、多くの草花を敷地内に有する当園だからこそ、散歩の意義と安全管理を両立させる方法として「散歩は当法人が所有する敷地の中だけで行う」という方針を定めることができました。

また、敷地内には高齢者介護施設もございますので、こちらにも散歩がてら寄らせていただき、高齢者との世代間交流にも取り組んでいます。なお、余談ではありますが、介護施設は施設内で猫3匹と熱帯魚を飼っています。子ども達は、こちらも楽しみにしているようです。

これからも、安全管理に細心の注意を払いながら、子ども達に様々な体験をしてもらう機会を確保していきたいと考えています。

« « 入園・進級式初収穫(ジャガイモ) » »
ページトップへ